ハンマーダルシマー奏者の小松崎健(こまつざきけんじ)さんとのリハーサルは暫くぶり。ボジョレー解禁日ワイン会での演奏を同氏にお願いしているのだが今日はそのためのリハ。昨年もお願いしたので、このセットは2年目となる。
お互いのリズムの「揺らぎ」とでもいうようなものが、良い具合に作用してくれると、それまでは別々に鳴っていたはずのカホンとダルシマーの音が、まるで一つの生き物のようになってオツな味が出る。今日のリハで「これがデュオの醍醐味」と、あらためて認識できたことは大きな収穫だ。だが、こうしたことは、自分のやりたいことが明確になっているという意味で、あるていど自己の音楽を確立し、心に余裕のあるパフォーマーとでなければ、ぜったいに味わえない醍醐味・楽しさということができるのだと思う。
相手の息遣いが充分につたわる距離でのこのリハに、オーディエンスが一人も居ないのは、もったいないと思ったりもしたが、今のわたしにとって演奏を職業とするということは、本番の毎回異なった状況で「きょうのような空気」を、いかに自分のカホンで展開するのか・できるのか、ということでもある。とはいっても「チカラのはいりすぎ」は、かえって思うような結果につながらないのだが。すべて委ね切りながら要(かなめ)を堅持することの難しさだろうか。
※新アドレスでの再掲にあたり、エントリータイトルを「デュオのリハーサル」から「カホンとハンマーダルシマー」にあらため、本文は若干の加筆訂正を行ないました。 2010 10/12 hide3





