2004年11月アーカイブ

Juan Carlos Garcia Model

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 caj-juan-carlos.jpgオカーニャ・カホン工房のヘルマン・オカーニャ氏からカホンサウンドのサンプル・ファイルがひさしぶりに届く。マノロ・ガルシアの最近のライブ・コンサートのファイルだったが、大きめのファイルなので後半部分を編集し全体の1/4をエントリー manolo-garcia-directo-mdel-jcg-shot-ver.mp3。このライブ・コンサートでの使用カホンは同工房のファン・カルロス・ガリシア・モデル。

かつて、スペインの人気ロックバンド「ウルティモ・デ・ラ・フィラ」(el ultimo de la fila)のボーカルとして活躍したマノロ・ガルシア(Manolo Garcia)は、現在スペインポップス界の大御所中の大御所で、かれの率いるバンドのパーカッショニストであるJuan Carlos Garcia(Percussionist)のためのカホン制作をOCAÑA ARTESANIA CAJON工房がおこなった。

結論からになるが、このモデルはオカーニャ・カホン工房の別モデルである:Custom Model 系ということができるだろう。ギターのフォルムをモチーフにした湾曲ボディーの内部でスピーディーに音が動くことでの中高音域のレスポンスの速さは、わたしがメインカホンとして使用するモデルの音とよく似ている。低音は柔らかく、且つ芯がありオカーニャ・カホンらしい木の質を活かした暖かい音色。ロック系のエレクトリック・ベースとの相性も良いと思われる。

じつは好意的な世間評とは裏腹にカホンは別の顔を持っている。つまり、対応できる音楽場面が意外に少なく、俗にいう「融通がきかない」ことから他楽器との相性の難しさを感ずるケースも個人的には少なくないのだ。オカーニャ・カホンがサウンド特性をラインアップごとに、すみ分けることを明確に主張している背景には、こうした他楽器音色との問題と密接な関係がある。


※このたびの新アドレスでの再掲載にあたり、本文の加筆訂正をおこないました。 2010 10/12 hide3

カホンとハンマーダルシマー

ハンマーダルシマー奏者の小松崎健(こまつざきけんじ)さんとのリハーサルは暫くぶり。ボジョレー解禁日ワイン会での演奏を同氏にお願いしているのだが今日はそのためのリハ。昨年もお願いしたので、このセットは2年目となる。
お互いのリズムの「揺らぎ」とでもいうようなものが、良い具合に作用してくれると、それまでは別々に鳴っていたはずのカホンとダルシマーの音が、まるで一つの生き物のようになってオツな味が出る。今日のリハで「これがデュオの醍醐味」と、あらためて認識できたことは大きな収穫だ。だが、こうしたことは、自分のやりたいことが明確になっているという意味で、あるていど自己の音楽を確立し、心に余裕のあるパフォーマーとでなければ、ぜったいに味わえない醍醐味・楽しさということができるのだと思う。
相手の息遣いが充分につたわる距離でのこのリハに、オーディエンスが一人も居ないのは、もったいないと思ったりもしたが、今のわたしにとって演奏を職業とするということは、本番の毎回異なった状況で「きょうのような空気」を、いかに自分のカホンで展開するのか・できるのか、ということでもある。とはいっても「チカラのはいりすぎ」は、かえって思うような結果につながらないのだが。すべて委ね切りながら要(かなめ)を堅持することの難しさだろうか。

※新アドレスでの再掲にあたり、エントリータイトルを「デュオのリハーサル」から「カホンとハンマーダルシマー」にあらため、本文は若干の加筆訂正を行ないました。 2010 10/12 hide3

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