オカーニャ・カホン工房のヘルマン・オカーニャ氏からカホンサウンドのサンプル・ファイルがひさしぶりに届く。マノロ・ガルシアの最近のライブ・コンサートのファイルだったが、大きめのファイルなので後半部分を編集し全体の1/4をエントリー manolo-garcia-directo-mdel-jcg-shot-ver.mp3。このライブ・コンサートでの使用カホンは同工房のファン・カルロス・ガリシア・モデル。
かつて、スペインの人気ロックバンド「ウルティモ・デ・ラ・フィラ」(el ultimo de la fila)のボーカルとして活躍したマノロ・ガルシア(Manolo Garcia)は、現在スペインポップス界の大御所中の大御所で、かれの率いるバンドのパーカッショニストであるJuan Carlos Garcia(Percussionist)のためのカホン制作をOCAÑA ARTESANIA CAJON工房がおこなった。
結論からになるが、このモデルはオカーニャ・カホン工房の別モデルである:Custom Model 系ということができるだろう。ギターのフォルムをモチーフにした湾曲ボディーの内部でスピーディーに音が動くことでの中高音域のレスポンスの速さは、わたしがメインカホンとして使用するモデルの音とよく似ている。低音は柔らかく、且つ芯がありオカーニャ・カホンらしい木の質を活かした暖かい音色。ロック系のエレクトリック・ベースとの相性も良いと思われる。
じつは好意的な世間評とは裏腹にカホンは別の顔を持っている。つまり、対応できる音楽場面が意外に少なく、俗にいう「融通がきかない」ことから他楽器との相性の難しさを感ずるケースも個人的には少なくないのだ。オカーニャ・カホンがサウンド特性をラインアップごとに、すみ分けることを明確に主張している背景には、こうした他楽器音色との問題と密接な関係がある。
※このたびの新アドレスでの再掲載にあたり、本文の加筆訂正をおこないました。 2010 10/12 hide3





